労働者の代表であるソビエトに全ての権力を帰属

1936年、スターリンは「ソビエト社会主義共和国連邦憲法」いわゆる「スターリン憲法」を制定した。

これは、プロレタリアート独裁に基づき、「労働者の代表であるソビエトに全ての権力を帰属させ、生産手段の私有を撤廃し、各人からはその能力に応じて、各人にはその労働に応じて」という社会主義の原則に立つもので、「労働者の利益に従って」という条件のもと、満18歳以上の国民すべてに選挙権が与えられ、普通・平等・直接・秘密選挙制を採用し、民族の平等権など、人民民主主義の理念が提唱されたもので、社会主義国家としては世界初であった。

だが、この憲法は国内よりも対外的な宣伝を意図して作られた物であり、候補者推薦制とソ連共産党による一党独裁制は変わらず、民族の平等や宗教の自由などは、実際にはまるで守られることはなかった。

スターリンの死後に一部が改正され、1977年にレオニード・ブレジネフによって新しい憲法が採択されたが、内容はこのスターリン憲法が基礎となっている。

後にミハイル・ゴルバチョフによるペレストロイカによって、1988年12月および1990年3月に改正された。
update:2010年02月26日